受験シーズン真っ只中ですね。
奨学金を借りて大学に通おうと思っている方もいるかと思います。
私が私大医学部に通うときまった時、
奨学金を借りる上でいちばん苦労したことを書いてみます。
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どんな種類の奨学金を借りているのか
私が借りている主な奨学金は以下になります。
・市町村単位の奨学金
ほかに、銀行の教育ローンも検討しましたが、
条件などの関係で、結局は借りることはできませんでした。
奨学金を借りるには保証人が必要
それは、「保証人」を誰にお願いするかです。
奨学金は借金です。
だから、当然保証人が必要なわけです。
それも、たいていの場合、連帯保証人、保証人の両方が必要になります。
医学部にかぎらず、どの学部に通うにしても、一番借りる方が多いのは、
日本学生支援機構の奨学金だと思うので、これを例に取って書きます。
借りるにあたり、必要な保証人は2人。
一人は、連帯保証人で、原則として父または母。
もう一人は、保証人で、父母と本人の配偶者以外の、4親等以内の成年親族で、本人及び連帯保証人とは別生計の人。
わかりづらいですね(;´∀`)
つまり、兄弟姉妹(別生計)やいとこ、おじ、おばなどです。
保証人になってくれる方のあてがない場合には、「機関保証制度」という制度があって、一定の保証料を支払うことで連帯保証をうけることができます。
保証制度について→機関保証制度について-JASSO
借りる上で一番苦労したこと
ただ、私の借りる額の場合、毎月保証料として9000円ほど支払わなければならないということで、まずは保証人になってくれる人を探すことを優先しました。
これがなかなか大変でした。
私の場合、自分の親は協力してくれますが、問題はもうひとりの保証人の方。
保証人になるということは、大きなリスクを背負うことですから、
頼まれた方もそう簡単に「いいよ」とはいえませんよね。
自分自身も何かしらローンを組んでいる場合、なおさらだと思います。
とくに、うちの場合、親戚同士も良好な関係とは言えないので、
4親等以内の親戚にはことごとく断られました。
お金が絡むことなので、断られても仕方のないことなのですが、
断られるたびに両親も私も心が沈んだのを今も覚えています。
仕方ありませんね。
機関保証制度も考えましたが、
最終的には4親等より遠い、父の親戚の方が保証人になってくださいました。
原則としては、保証人は4親等以内の人となっているのですが、
やむを得ない場合、それ以外のかたにお願いすることもできます。
ただし、そのばあい、提出する書類がとても面倒になるのです。
ふつうは必要ない、「保証人の資産などを証明する書類」なども提出しなければなりません。
自分の資産額を公にしなければならないのですから、
あまり気持ちの良いことではないですよね。。
それでも快く保証人になってくれたかたには本当に感謝していますm(_)m
都道府県や市町村単位の奨学金の場合、保証人が必ず必要
先に書いた、都道府県の勤務で返す形の奨学金は、医学部に通う場合に借りるものですが、こちらも当然、父母とは別に保証人がひつようでした。
保証人の条件は、「同じ都道府県に在住の人」でした。
市町村単位の奨学金も、「同じ市町村に在住の人」という条件がついていました。
これは、あくまでも、私がかりた奨学金の話ですので、
全ての都道府県や市町村で同じ条件があるかどうかはわかりません。
こちらも、父母の知人になんとかお願いすることができました。
感謝感謝です。
ただ、毎年更新手続きがあり、そのたびに書類への記載をお願いしなければならないので、
両親、保証人の方には少なからず負担をかけているのは事実ですm(_)m
まとめ
以上、長々と書いてきましたが、
一口に奨学金を借りるといっても、
実際にお金が振込まれるまでにはたくさんの手続きがあります。
これから奨学金を借りようと考えている方は、
保証人をどうするかも含めて早めに調べることをおすすめします。
また、医学部の奨学金に関して言えば、
病院単位で奨学金をだしているところもあるようです。
ほかに、大学内での成績優秀者にたいする奨学金を設けているところもあるようですので、そのあたりの情報も含め、いろいろと調べてみると選択肢も広がると思います。
奨学金を借りるということは借金を背負っていることにほかならないので、
それ相応の覚悟は必要です。
覚悟をきめたら、あとは行動あるのみ。
できるだけ多くの情報を集めて選択肢を広げていくことが大切だと思います。
これから奨学金を借りようと考えている方が少しでもよい選択をできますように。
以上、貧乏医学生の体験談でした。
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